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「プロジェクト志向でいこう」(23)  2007年11月執筆
            

◆怒濤の5日間

 最近5日間は、多忙かつ充実した毎日を送っています。教頭担任で忙しい毎日なのですが、この5日間は、スゴイです。我ながらよくやった!と自分を褒め(慰め)ています。


■10月31日(水)「テレビの取材」
http://www.uno-s.net/news/10/unosyusazai/top.htm
 
 カードゲームUNO(ウノ)の全国大会予選を全国で3校しかない「宇野小学校」同士(島根と岡山)で一緒(同時)に開催するイベントが10月20日に私の学校で開催されました。 ゲーム名と校名が同じ「宇野小」での特別の予選会の実施で、UNOのカードゲームを販売しているマテル社(東京都)の協力をもらい,スタッフの方も東京からかけつけ、大会を運営していただきました。特に今回は、宇野小学校同士の交流もしたいと考えて,岡山と島根をインターネットのテレビ会議を使って,交流も行いました。
http://www.uno-s.net/news/10/uno/top.htm

※なお、この模様は、共同通信社により全国配信され、「宇野小」が全国的に有名になりました。
http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2007/10/20/20071020010002291.html

 そして、優勝した子は、11月4日(日)に東京で開催される決勝大会へ招待という本格的な大会で、その大会出場に向けての練習風景のテレビの取材が急遽ありました。

 ここでは、優勝した子の保護者やスタッフの方との連絡・調整の仕事がありました。家庭の都合もあり、子どもの引率は、学校側がすることになり、校長先生にその役をしてもらうことになりました。

“小さな田舎の学校の子が全国へ!”マスコミさんの側からはおいしいニュースなのでしょうか。「練習風景」と「全国大会のライブ中継」のテレビ取材は、予想外の展開となって進んでいきました。

 取材に来校したアナウンサーさんは、偶然にも前校長の教え子ということで、“縁”を感じました。

 また、この日は、校長先生が一日出張のため、テレビ局さんの対応は私が…。インタビューまで受けてしまいました。

 これが、次のドラマを生むことに…。


■11月1日(木)「総合の授業の準備」「あじさいの苗植え」
   「講演会打ち合わせ」「授業分科会の準備」
http://www.uno-s.net/news/11/ajisai/top.htm

(1)1・2校時「総合の授業の準備」

 翌日の研究大会の授業に向けて、総合学習で川に行きました。近くの水族館の方を講師に川に魚を見つけにいきました。

(2)3校時「TV会議」

 翌日の研究会のTV会議のために情報交換を行いました。
 
(3)4校時「あじさいの苗植え」

 あじさい苗の植樹を地域のNPO「下府川を楽しむ会」のみなさんと一緒に行いました。学校の行事ではありますが、この団体の方に準備をいろいろお世話になっての活動です。

 そして、実はこの「下府川を楽しむ会」の事務局長は、…私です!マスコミさんへのPRや渉外は、私がしていました。

 会長さんとの打ち合わせ、当日の進行は私が行いました。

 カレーライスが実においしかった!

 地域の方の前で、13名の子どもたち全員が感想を自分の言葉で発表。いいシーンでした。

(4)午後から「講演会の打ち合わせ」

 翌日の研究大会の講演講師の鈴木敏恵先生と打ち合わせ。大会事務局の方と一緒のお食事会の後、講演のプレゼンの直しを鈴木先生と行いました。

 いつも講演会やワークショップを、準備段階から全力を尽くされる鈴木敏恵先生の真摯な姿勢にまたふれ、頭が下がる思いでした。(自分も見習わなくては…)そんな思いを強くしました。

(5)「授業分科会の準備」

 そして、その晩、学校に帰って、夜の職員室で翌日の授業分科会の資料作成とプレゼンの手直し、授業者へのコメントカードの印刷…。

 長い一日でしたが、鈴木敏恵先生に元気をもらって、がんばることができました。


■11月2日(金)「研究大会の授業者+指導者+講演会のお手伝い」
         「TV放映」
http://www.uno-s.net/2007.11.2.pdf


 ※この研究会の授業の紹介は、前号(22)で紹介させてもらいました。

(1)公開授業の授業者?

 テレビ会議を取り入れた総合学習を未来教育プロジェクト学習の手法で行うものでした。当日は、チーム別の学習で、別の学校のTV会議やインタビューの活動もあり、担任の先生は他のチームの指導に…。私の学校とのTV会議をする他校の子どもたちの指導をする役になってしまいました。

 テレビ会議で川の水質検査を同時に行うものでしたが、(どうも段取りができていないぞ〜!)子どもたちが自分たちでやるものだと思っていたら、動かない…。子どもたちは10人以上いるのにノートパソコンしかなくて、小さい画面…。おまけにスピーカーの出力が小さくて、声が聞こえにくい…。(お〜い!ちゃんと準備しておきなさい!)しかたなく、私がしきることに…。授業の参観者はどう思ったんだろう?

 突然の対応力を求められることになり、かなりエネルギーを使って大変でしたが、この授業が終わった直後に、参観していらっしゃった鈴木敏恵先生(午後の講演講師)から子どもたちにメッセージが…。鈴木先生から、子どもたちを褒め、励ましの言葉をかけてもらいました。子どもたちのうれしそうな顔が印象的でした。私もうれしかった!

 そして、私の学校、宇野小とのTV会議のお別れのあいさつ。
やってくれました!突然、「○○先生、教頭先生、ご苦労様でした」の横断幕登場!「○○小のみなさん、これからもよろしく」の横断幕も…。
(うわー!TV会議で思いが伝わってきた!)これがICT活用の神髄!

 うちの高学年担任の人間的な素晴らしさと指導力、宇野小の素晴らしさを私は強く感じました。

 ノートPCの小さな画面をうらめしく思いながら…。

(大きな画面で、子どもたちに、残っていた参観者に見せたかった…。)


(2)授業分科会の指導者

 公開授業の「指導・助言」の役目になっていましたが、授業の時、急遽授業者になっていましたので、他の様子が実はくわしく見えていませんでした。隣の教室やワークスペースを使っての授業で、移動しなければ見ることができなかったのです。

 私の出番は、最後の20分と決まっていましたので、協議の最中は、メモをとりながら、授業の写真を入れたり、説明のプレゼンを手直ししたりしていました。

 ところが、そろそろ私の出番だと思っていたら、質問やら意見をどんどんしゃべる出す人が出てきて、時間が過ぎていきます!

(おいっ!時間を考えて…。自己主張しすぎないで〜!司会者の人も注意してちょうだい〜!)

 あせりました。急遽プレゼンを削る作業をせざるをえなくなりました。

 そして、私がしゃべる番がやってきて、つい、言ってしまいました。
「ドキドキしていました。しゃべる時間が20分から10分に減ってしまって…」と話し出しました。

 ちらりと最後まで話していた人の顔を眺めていましたが、どうも変化が見られない。やっぱり鈍い人なんだなあと思いました。

(3)講演会のお手伝い

 何と、ここでトラブル発生!!!講演会の会場への移動中に車にパンク!…。
運良くガソリンスタンドで給油中に発見し、修理を依頼して、講演会場に移動。

 鈴木敏恵先生の講演会のお手伝いは、これまで何回もしていますので、戸惑うことはありませんでした。

 いつもそうですが、今回も熱心なトークが続きます。伝えたい思いを全身から放出していらっしゃる姿をそばで見ることができ、幸せを感じていました。このエネルギーを浜田での未来教育の推進につなげていきたい!そう強く思いました。

 この後、鈴木先生を、次の講演先の新居浜市の方が迎えに来られる広島県まで、パンクの修理済みの自家用車でお送りしました。高速道路のドライブを終えて、午後9時ごろ浜田に戻りました。

(4)TV放映で私が登場
 
 そして、この晩、広島へのドライブ中に、10月31日のUNOの取材のテレビ放映がありました。私自身は見ていないのですが、インタビューを受けている私がテレビに登場したそうです!

 すると、その晩、20年ぶりに教え子からメールが…。

 テレビの力ってすごいなあと思いながら、すぐに返信を出しました。

 この日も長い一日でしたが、鈴木先生のエネルギーをもらい、充実の一日でした。
パンクがすぐに見つかってラッキー!懐かしいメールをもらってラッキー!


-------------------------ここまで書いてもまだ3日。後2日分が残ってる。---


   ■11月3日(土)「収穫祭」「参観授業」「食の講演会」「慰労会」

   ■11月4日(日)「UNO全国大会のライブ中継」

 書きたいことがまだまだありますが…あんまり長いと読む気が薄れますよね。

続きは、次回にします。

 どうしても知りたい方は、宇野小のHPをご覧ください。
http://www.uno-s.net/index.htm
 
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